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「平成29年師走号」より

 

 師走に入り、朝晩の冷え込みが日に日に増し、境内の木の葉も落葉し、冬の到来を感じる今日この頃でございますが、いかがお過ごしでしょうか。

 さて、平成23年3月11日に東日本大震災が発生しました。大地震は巨大津波を伴い、東北から関東にかけて死者1万5千名を超える尊い命を奪いました。行方不明者は今なお2千5百名を超えています。さらに巨大津波は沿岸部を飲み込み甚大な被害を引き起こし、6年を経た今も国や県を挙げて被災者の生活再建を始めとする復興の取り組みが続けられています。

 当山ではこの度、甚大な被害を被った東北へ赴き、大震災で亡くなられた大勢の御霊への祈りと一日も早い復興への祈りを捧げさせていただく団体参拝旅行を企画いたしました。

 旅行はまず岩手県平泉町の世界遺産(文化遺産)に登録された中尊寺(ちゅうそんじ)と毛越寺(もうつうじ)を参拝いたします。平泉は12世紀の東北に、奥州藤原氏によって仏教に基づく理想世界の実現を目指すべく造営された政治上の拠点でした。お堂や庭園によって阿弥陀如来様の極楽浄土の世界が現世(この世)に表現されています。阿弥陀如来様は犠牲になられた全ての御霊を極楽浄土へと導いて下さいます。さらに伊達家ゆかりの日本三景松島の国宝瑞巌寺(ずいがんじ)も参拝いたします。

 そして震災被害が甚大であった南三陸町では語り部(かたりべ)による震災当時の話を伺い、陸前高田市では約7万本の松原のうち、津波から唯一耐え残った「奇跡の一本松」を訪れます。

 さらに平成27年に357名の檀信徒の方にご寄進頂きました「東日本大震災犠牲者慰霊地蔵尊像」(2万体)が奉安されている名取市の観音寺を参拝し、皆様方と共に犠牲者慰霊の祈りを捧げたく存じます。お地蔵様の胎内には、ご寄進頂きました皆様方のお名前とお気持ちが供養文に記され納められており、末永くご供養されていきます。

 そして秋保(あきう)大滝不動尊西光寺(さいこうじ)では護摩祈祷に参列し、皆様方と震災復興の祈りを捧げると共に所願成就をご祈念して頂きます。

 是非この機会に被災地を訪れ、共に心からの祈りを捧げて頂ければと存じます。 

 今年も残すところあとわずかとなりました。清らかな気持ちで新年をお迎えください。

合 掌