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「平成30年 春彼岸号」より

 
  
春彼岸会のご案内

 今年は1月に20センチを超える降雪があり、その後も強い寒気が日本列島を覆い、降り積もった雪は2月になっても融けずに残ったところもありました。ようやく3月に入り早咲きの桜が咲き始めると、暖かい春の訪れを感じるようになってまいりました。皆様方に置かれましてはいかがお過ごしでしょうか。

 さて、仏教では煩悩(ぼんのう/悩み苦しみの原因)が一切なく仏さまの住む清らかな国土を浄土(じょうど)といい、これに対し煩悩などに汚染され迷いから抜け出せない人々が住む国土を穢土(えど)といいます。つまり私たちの住んでいるこの世は穢土です。仏教の教えに厭離穢土(えんりえど)、欣求浄土(ごんぐじょうど)があります。これは煩悩にけがれたこの世を嫌い離れ、極楽浄土に往生(おうじょう/成仏する)することを心から願い求めるという意味です。

 つまり私たちは本来この世で仏さまの心を悟るために煩悩を捨て去り修行を重ねるのですが、もしそれが叶わないのであれば、あの世の極楽浄土で叶えたいということです。ちなみにこの言葉を、戦国武将徳川家康は旗印として掲げていました。家康は天下取りに明け暮れる戦国の世(穢土)を鎮め、平和な世(浄土)にしたいとの願いを込めていたのではないでしょうか。 

 そして今からおよそ九百年前の東北・平泉に、奥州藤原氏は平和と平等の理想世界(浄土)実現のために、仏教の浄土思想に基づいた寺院や庭園を数多く建立しました。こうして平泉はおよそ百年の間、争いがなく繁栄した仏教都市となりました。

 現代の私たちも、あの世(仏の世界)に浄土を求めるのではなく、この世(現世)を浄土にするべく日々努力して行かなければならないと思います。

 全ての人々が煩悩や迷いの心を一つ一つ取り除いて心清らかにし、お互いのことを思いやって生活して行くならば、この世の中は仏さまの浄土へと少しずつ近付いていくことでしょう。

 まもなく穏やかな春の光と風と共に春のお彼岸がまいります。心清らかにお彼岸を過ごしましょう。

合 掌


  花まつり(4月8日)のお知らせ

 来たる4月8日は、お釈迦さまがご誕生になられた日です。

 当山では、お釈迦さまのご誕生の日を祝し、毎年4月8日を「花まつり」として皆様方に「甘露の甘茶とお供物」をご接待させて頂いております。甘露には永遠の命という意味があります。

 皆様お誘い合わせの上、お参りください。(午前9時〜午後5時)